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本プロジェクトについて
動物園動物の行動を知るために

動物園や水族館において、動物をその動物らしく飼育するためには、動物の行動を調べて飼育管理の改善につなげていくことが欠かせません。また動物園・水族館は重要なミッションの一つとして研究を掲げており、動物の行動を深く知り新しい発見につなげていくことが大切な役割です。このように飼育している動物の行動を把握することは動物園・水族館にとって重要な意義を持ちます。一方で現実的には、動物園・水族館スタッフは飼育管理なども大切な業務であるため行動観察に全ての時間を費やすことはできません。また研究者や学生が行動観察をする場合もありますが、常駐することはできないため、どうしてもデータが限られてしまうという問題があります。
市民の皆様にご協力いただきます

動物園や水族館には、スタッフや研究者以外にも多くの方が滞在しています。それは来園者・来館者の皆様です。本プロジェクトでは動物園の来園者や水族館の来館者の皆様に動物の行動観察へご協力いただきます。
「動物の行動観察」というと、なんだか難しく感じるかもしれません。自分にもできるだろうかと不安を覚えるかもしれません。市民の皆様にも行動観察を簡単に、気軽にできるような工夫を本研究プロジェクトでは考えていきます。本プロジェクトの活動を動物園や水族館で見かけたら、ぜひお気軽にご参加ください。
行動観察アプリを開発します

市民の皆様が簡単に、気軽に行動観察に参加できるような行動観察アプリを開発します。このアプリが入ったタブレット端末を研究協力園館の展示場に設置し、そこを訪れた来園者・来館者の皆様に行動観察へ参加していただきます。そのために動物の行動の専門家と、サイエンスコミュニケーションの専門家が協力し、来園者・来館者が簡単に、気軽に行動観察できるアプリ開発を目指しています。また参加した来園者・来館者にとっても楽しく「学び」を得られるようなアプリにしていきます。大人も子どもも、動物園に初めて来た方も足繁く通っている方も、誰もが行動観察を通じで新しい発見をできる工夫を仕掛けていきます。
行動観察の正確性を検証します

来園者・来館者の観察結果を動物の飼育管理の評価や動物についての新しい知見の発見につなげていくためには、そのデータが正確であることを検証する必要があります。この検証段階においては行動観察について学び、事前に練習をした研究者や学生が同時に観察をおこないます。この観察結果と、市民の皆様の観察結果を比較することで、データの正確性を確かめます。これにより本プロジェクトで開発したアプリを用いて集積した観察結果を実用化へと結びつけていきます。検証は様々な動物種、様々な飼育環境、様々な行動を対象に実施していきます。
来園者・来館者の皆様へ

動物園や水族館を訪れた際に、もし本プロジェクトの開発アプリが入った端末を見つけたら、ぜひお気軽に手に取って動物の行動観察をしてみてください。本プロジェクトにご協力いただく動物園・水族館についてはこのウェブサイトで随時お知らせしていきます。
動物園・水族館関係者の皆様へ

本プロジェクトへご協力いただける動物園や水族館を募集しています。様々な動物種や飼育環境での実用化を目指しているため、なるべく多くの動物園・水族館にご協力いただきたいと考えています。もし本プロジェクトへの参加にご興味がありましたら、詳細を個別にご相談させてください。ご連絡をお待ちしています。
私たちについて
研究代表者

小倉 匡俊 (北里大学 獣医学部 動物資源科学科 動物行動学研究室 准教授)
日本全国の動物園にご協力いただき、動物福祉の改善と評価につながる研究のほか、動物が持つ認知能力を理解するための研究に取り組んでいます。本プロジェクトでは行動観察アプリの仕様決定のほか、記録結果の正確性の検証など、プロジェクト全体の推進を担当します。
研究協力者

どうぶつたちの眠れない夜に
動物福祉や動物問題の話題を伝えるサイエンスコミュニケーション・ユニット。わたなべちえ&ゆっこの二人で活動しています。動物園動物の他、実験動物や産業動物を対象に、オンライン配信や各種イベントへの出展をおこなっています。本プロジェクトには来園者・来館者の方にご参加いただくにあたってサイエンスコミュニケーションの視点からアドバイスをしていきます。
https://note.com/animal_sleepless
本研究への助成
本プロジェクトは科学研究費助成事業による助成を受けています
来園者は観察者:動物園における動物福祉の評価への来園者による行動観察の活用
科学研究費・基盤研究(C) 25K04593
2025年度~2028年度





